外為(FX)初心者のための外国為替取引入門 - FXメニュー - ストップハンティング 特集:初めての外貨投資

ストップハンティング

外国為替は、「生き馬の目を抜く」世界です。プロのトレーダーたちは、さまざまな方法で利益を狙ってきます。その1つが「ストップハンティング」です。

さて、例として、ドル/円が1ドル=106円から108円のレンジで変動しているとします。多くの投資家たちは、このレンジ内で変動すると考え、レンジ取引を狙う(レンジ内の安値で買い、高値で売る)者も、レンジブレークを狙う(レンジから外れたところで大きく変動することを狙い、レンジの少し下で売り、少し上で買う)者も、レンジを少し外れたところにストップのオーダーを置いています。これを逆手に取り、ストップを狙って買い進んでいくと(あるいは売り進んでいくと)、ストップが多く置かれているところ(例えば108.50円や105.50円)で一気に値が変動します。そこで、今度は買いポジションを売り抜け(売りポジションを買い抜け)、元のレンジに戻っていきます。ストップを置いていた投資家たちは損を確定してしまうか、高値で買った(安値で売った)ポジションを掴まされてしまうか、となり、逆にストップハンティングを仕掛けたトレーダーたちが儲けを手にすることになります。ストップハンティングを仕掛けるのは大きな資金を持ち、常時為替レートをチェックできるトレーダーたちだけです。24時間相場を見ているわけにいかない多くの個人投資家たちは、リスク管理のために置いておいたストップを狩られてしまい、損失が確定してしまいます。

また、ストップハンティングと同じような仕掛けとして「オプション」絡みの操作があります。オプションの中でも「エキゾチックオプション」と呼ばれるオプションの一種であるバリアオプションは、オプションの権利が発生(ノックイン)あるいは消滅(ノックアウト)する条件として、「ある特定の価格に一瞬触れる」ことが決められています。例えば、「一瞬でも1ドル110円を下回ったら権利が消滅するオプション」を売っている金融業者(銀行、証券会社など)は、無理矢理1ドル110円になるようにドルを売りまくり、いったん110円を下回ればオプションの権利が消滅して利益が確定しますので、売ったドルを買い戻します。しかし、1ドル110円を割り込み、「まだ下がる」と判断した個人投資家のストップ売りは損失となってしまいます。

このように、為替はさまざまな思惑もあって動いているため、外国為替は非常に難しい取引です。個人投資家としては、このような動きで資金を失わないように注意を払う必要があります。レバレッジを効かせた取引ではあっという間に資金を失うことにもなりかねません。十分な余裕を持って取引に臨むことが必要です。



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